【ソシャゲ】課金システムのあれこれ

ソーシャルゲームを遊ぶ上で切っても切り離せない要素の1つが課金です。

スタミナを回復したり、強いキャラをゲットしたり等、ユーザーが快適にプレイするための必須要素ですよね。

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本記事では課金システムのあれこれについてまとめていきたいと思います。

 

一般的な課金システム

ソシャゲのセールスランキングにも関わってくる課金システムといえば・・・

もちろんガチャです。

ガチャ石(ガチャを行うために必要なアイテム)1個の価格はソシャゲによって異なりますが、だいたいのソシャゲでガチャ1回の値段が250~300円になるよう設定されています。

加えて、最近のソシャゲでは必ずといっていいほど10連ガチャシステムが導入されています。10回連続のガチャを行うことで【確率UP・割安・1個おまけ】等の特典が付与されています。

このためか、最近ではガチャ=10連ガチャが基本となっており、10回連続でガチャを行うことを前提とした確率設定を行うメーカーが増加しています。

 

つまりユーザー1人が1回課金ガチャを行うと想定すると、1人につき約3000円の売り上げが見込めることなります。

 

3000円といえばゲームソフト1本分の値段とそう違いはありませんね。開発費や維持費を考慮しないにしても、利益率は相当なもののはず。(そもそも輸送費等、不要な経費も多いです。)

老舗メーカーがこぞってソシャゲに参入するのもうなずけます。

 

お得な課金方法

課金手段は大きく3つに分かれます。

Apple App store

Google play store

Amazonコイン

お得度に優劣をつけるとすれば③≧①>②といったところでしょうか。

③は頻繁にセールを行っているため1円=0.8コイン程度で購入が可能なうえ、コインを使っても一定のコインが返却されます。

①は1円=1ポイントの扱いですが、全国のコンビニで定期的にキャッシュバックが行われています。また、App store版のアプリはandroid版のアプリよりもガチャ石の値段が割安に設定されていることがあります。

②が最も損をする課金ではないでしょうか。ほとんどセールを行っていないため、ほぼ定価での課金が必要となります。

 

課金のいらないソシャゲ

ひと昔前では「艦これ」、最近ですと「アナザーエデン」でしょうか。

 

艦これといえば運営がゲーム内にて課金を非推奨していることで有名ですね。

ガチャ・スタミナが存在していないため、課金する要素が極端に少ないのもポイントです。いちおうガチャらしきものは存在していますが、効率がゲーム内通貨>課金という意味不明なシステムを採用しています。

 

アナザーエデンは最近話題のRPGです。ソシャゲではありますが、完全1人プレイ専用のアプリで、ゲームクリアが存在します。いちおうアップデートでシナリオが追加されていきますが、本筋は1本のゲームソフトとして完成されている異色のソシャゲです。

こちらはガチャを採用していますが、ゲームプレイに支障があるかといわれると微妙なところですね。そもそも課金は他プレイヤーと競い合うソシャゲならではの優越感をみたす点に働きかけるものであり、1人で完結するRPGではその点が非常に弱いように感じます。

 

どうなる今後のゲーム業界

課金システムが高効率なシステムであることは誰もが理解している中、最近の傾向はガチャの確率を下げることで「大勢から少額」ではなく「少数から高額」へと移行しているように感じます。

また、大手メーカーが参入する理由として、既存システムの使いまわしで十分な売り上げが得られることから開発費の削減につながる点も大きいのでしょう。

 

課金という低コスト高リターンのシステムにより、コンシューマー側も何かしらの収入源を設ける必要が出てきました。

そのうちの1つがオンラインプレイ利用料金です。任天堂スイッチの注目タイトル「スプラトゥーン2」はオンラインプレイが主軸となるゲームです。その主軸の利用料金を徴収するほどなのですから、相当な苦渋の決断だったでしょう。

今後発売されるコンシューマーゲームも何かしらの課金要素を付与することになると考えられます。

(ちなみにPlayStationは結構な昔からオンラインプレイが有料のものが存在していました。)

 

昨今、ソーシャルゲームの普及と課金の問題は消費者庁で取り上げられるほど深刻化しています。

みなさんもソシャゲをプレイする際には「面白いか」だけでなく「課金形態」についても調べてからプレイすることをオススメします。

株と同じく、課金は余裕資金で行うことが鉄則ですね^^b